看板の照明を選ぶとき、「どれくらい長持ちするの?」はとても気になるポイントですよね。ここでは、蛍光灯とLEDの寿命や特徴をわかりやすくまとめます。
蛍光灯の寿命の仕組みと特徴
- ●蛍光灯の寿命はだいたい6,000~12,000時間。毎日8時間使うと、約2~4年が目安です。
- ●寿命は「フィラメント(エミッタ)」という部品の消耗で決まります。使うほどにフィラメントが劣化し、最終的には切れて点かなくなります。フィラメントが劣化し、最終的に切れてしまうと点灯しなくなります。
- ●点けたり消したりを繰り返すと寿命が短くなりやすく、照明器具本体(安定器など)の劣化も影響します。
- ●寿命が近づくと、両端が黒ずんだり、ちらつきや明るさの低下が起きるのが特徴です。

LEDの寿命の仕組みと特徴
- ●LEDは約40,000時間が一般的な寿命。1日8時間使うと、なんと13年以上も使えます。
- ●電気を直接光に変える「発光ダイオード」を使っているので、熱によるダメージが少なく、とても長持ちです。
- ●LEDの寿命は「最初の明るさから70%まで低下するまでの時間」と定義されています。寿命を過ぎてもすぐに点かなくなるわけではなく、徐々に明るさが落ちていきます。
- ●蛍光灯のように突然切れることはほとんどありませんが、基板や電源ユニットなど周辺部品が壊れると点かなくなることもあります。
比較表:蛍光灯とLEDの寿命・特徴
LED化のメリット
- ●LEDは蛍光灯の4~5倍長持ち。交換やメンテナンスの手間がグッと減ります。
- ●明るさが均一で、看板の端までしっかり照らせるので、視認性もアップします。
- ●水銀などの有害物質を含まず、虫も寄りにくいという嬉しいおまけも。
- ●点けたり消したりの回数が多くても、寿命がほとんど縮まらないのも安心ポイントです。
注意したいこと
- ●LEDも周辺部品(電源ユニットや基板)が壊れると早めに点かなくなることがあります。信頼できるメーカーや品質の高い製品を選ぶのが大切です。
- ●屋外や高温多湿の場所では、防水や放熱対策もしっかりしましょう。設置環境によって寿命が変わることもあります。
まとめ
看板用の蛍光灯は2~4年、LEDなら約13年以上も使えます。LEDは寿命の長さ、省エネ、メンテナンスの手軽さなど、メリットがたくさん。長い目で見れば、経済的にもとてもお得です。寿命の仕組みや末期症状、周辺部品の影響も考えつつ、最適な照明を選んでください。
蛍光灯の製造が中止!2027年末までの廃止が決定
▼▼▼蛍光灯の製造が中止まで残り▼▼▼
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2027年末、長年親しまれてきた蛍光灯の製造と輸出入が終了します。これは、2023年に開催された「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」において、環境保護と健康被害防止を目的として決定されました。
具体的には、直管蛍光ランプや環形蛍光ランプは2027年12月31日まで、コンパクト形蛍光ランプは2026年12月31日までに製造・輸出入が禁止されます。
既に使用している蛍光灯の継続使用や、廃止日までに製造された製品(在庫)の売買および使用は引き続き可能ですが、今後は入手が難しくなることが予想されます 。
蛍光灯の製造中止に伴い、照明器具の交換や工事が必要になる場合もありますので、早めの準備をおすすめします 。

長年愛されてきた「蛍光灯」あと数年で無くなるのは寂しい気がします。看板の照明として活躍してきましたが、LEDくらべ、やはり交換頻度が多すぎですね。